一般社団法人島根県森林協会「森林を育てて 地球を守ろう」

森林づくりへの取り組み

美郷町の林業の状況

美郷町

美郷町は、島根県のほぼ中央に位置し、「中国太郎」の異名を持つ江の川が町の中央を貫流しており、江の川の沿岸部とその支流の浸食によって形成された急峻な地形が多いことから、総面積の90%を山林が占めています。

本町では、若年層の流出や少子化の進行による人口減少と高齢化現象が進んでおり、平成17年の国勢調査では、美郷町の人口は5年前の前回調査より713人減の5,911人(マイナス10.8%)で、県内で最も減少率が高くなっています。

こうした人口減少は、地場産業などにおける後継者不足、集落機能の低下など、地域生活に多大な影響を及ぼしています。
林業も例外ではなく、担い手不足もあって振興に苦慮しています。

本町の森林資源は、民有林面積の40%に当たる約8,300haの人工林を中心に資源内容は充実してきていますが、木材価格の低迷と人件費等の経営コストの上昇、世代交代等による林業経営意欲の低下、更には森林所有者の不在町化も含み、林業生産の振興には相当の努力が必要な状況となっています。

本町の林家の多くが農業との複合経営であり、他産業にも従事し森林施業の実施はそのほとんどが、本町の林業労働力の中心的な担い手である森林組合への施業委託を通じて行われています。

森林施業の共同化については、江の川流域林業活性化センターによる協議会の開催、町及び森林組合との連携による普及啓発活動の促進など、林業関係組織の育成強化に努めています。

また、森林所有者等へ施業や経営の受委託の働きかけを積極的に行い、意欲ある林業事業体への施業・経営の集約化を図ると共に、森林施業の共同実施により、施業の確実な実施の促進を図る必要があります。

美郷町が管理する林道は48路線あり、現在も1路線の開設を行っていますが、開設することが目的ではなく、開設後の利用が重要なのは言うまでもありません。

開設された林道が本来の目的である森林整備に活用され、地球温暖化防止にも貢献することが期待されています。

折しも平成20年からの世界同時不況により、農林水産業が脚光を浴び始めています。
この契機を逃すことなく、農林水産業、とりわけ林業の活性化に結び付くように願ってやみません。

 

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