一般社団法人島根県森林協会「森林を育てて 地球を守ろう」

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出雲地区森林組合の現状と将来

出雲地区森林組合

出雲地区森林組合は平成10年10月1日旧出雲市、旧平田市、旧斐川郡大社町、佐田町、湖陵町、多伎町の6森林組合が合併し斐川町を含めた2市5町の山林を管理対象として新たに誕生した森林組合です。

その後平成17年3月に斐川町を除く2市4町が合併し、今年10月には斐川町も新出雲市に合併することが決まりましたので、1市に1森林組合の形に整うことになりました。

私達の森林組合の管轄区域は出雲平野を中心としており、山林の少ない都市型の森林組合です。

組織は本所、2支所、2工場で本所の中に総務課、業務課、森林管理課を置き、役員20人(内常勤理事1人)職員31人、作業員55人で指導・金融・林産販売・チップ・加工・森林整備・利用・地籍調査・購買事業などに取り組んでいます。

合併後12年が過ぎましたが、平成11年度には13億円の事業収益であったものが、平成22年度には8億2千万円と大幅に落ちています。この間経営の悪化にともない3支所を廃止したり、職員も不本意ながら削減したり、合理化を進めて経営の安定に努めてきました。

また山林作業を直接担う作業員は、定年制をしいて人員削減を行うとともに、島根県の担い手対策事業を活用して、若手作業員の雇用を進めた結果大幅な若返りを図ることができました。
林業は労災発生率の高い業種であり、危険な作業に携わる作業員のスキルアップが今後の課題です。

日本海に面した北山々系は昔から山陰黒松の自生地でしたが、長年松くい虫防除対策として実施していた空中薬剤散布を中止した結果一昨年から枯れ松が異常発生し、また野生の二本鹿の生息数が1300頭とも言われ、造林木に対して剥皮被害が甚大です。

このような中で枯れ松伐倒薬剤駆除や間伐枝条巻き・鹿防止金網設置など他の地区に無いような事業にも取り組んでいます。

昨年農林水産省の発表した「森林・林業再生プラン」によって、今森林組合は組合と森林組合の関係強化など原点に立ち帰って森林整備を進めていく事が求められています。

しかし組合員の高齢化や後継者がいなかったり、また木材価格の下落によって林業経営への熱意が薄れている等、山への関心を失っている所有者を取りまとめて施業の集約化や団地形成をしていくことは中々難しい問題です。

しかしこれらを乗り越えなければ、森林組合の将来も約束されない厳しい現実を私たちは意識していかなければならないと思っています。

 

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