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「間伐の遅れによる山林の荒廃」を小・中学生に伝える

(公社)島根県緑化推進委員会

(社)島根県緑化推進委員会のプロジェクト「しまね森づくコミッション」では、平成22年度から小中学校30校を回り、「木切れ工作」「間伐材の和紙づくり」「ネイチャーゲーム」等の体験を指導してきました。
その際必す、「間伐の遅れによる山林の荒廃」について考える時問を作っています。

今から30〜50年前の人工造林がさかんにおこなわれた当時は、間伐の時に柱材等でそれなりの収入があると計算していました。

ところが、スギの山元立木価格1m3あたりで、昭和55年の22,707円をピークに下落して、平成21年には、2,548円となっています。
これでは、材を出せば赤宇だと山主は躊躇してしまいます。

このような中で、間伐は切り捨て間伐を主体におこなわざるを得ない状況となり、国策で間伐が進められ、木材の活用も積極的にバックアップされようとしています。

林業白書によると、「間伐は、森林のもつ多面的機能の発揮に大きな意義を有するものであり、林業の観点からは、残存林分の成長促進や間伐材の販売による林業収入を確保するなどの意義を有している。」とあります。
間伐が遅れると、これらの機能が低下し、災害にもろく、生物多様性に乏しく、当然木材として質も低下させます。

そこで、以下の3枚の写真を見せながら学習していくことにしています。

間伐の遅れによる森林の荒廃を伝えるために、「間伐材の和紙づくり体験」があります。
スギやヒノキの甘皮を煮て、叩いて、タブの葉やビナンカズラの茎で作ったネリとあわせて和紙をつくるものですが、この体験とセットで伝えると深い印象を持ってもらえるようです。

間伐したあと生えてくる植物の中には、タラノメやコシアブラのように山菜として親しまれてきた
もの、クロモジのように殺菌効果があり爪楊枝として利用されてきたものなど、タブノキのようにスギの葉と線香に利用されたもの等、色々な切り□から今、間伐を進めることが未来にとって大切であること、また、たくさんの子ども達に末来の健全な森林づくりのサポーターになって欲しいことを伝えたいと思っています。

 

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