一般社団法人島根県森林協会「森林を育てて 地球を守ろう」

森林づくりへの取り組み

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農林中金80周年記念「森林再生基金」事業
水源林における集約化施業による利用間伐の推進

しまね東部森林組合

しまね東部森林組合は平成14年に、旧安来市、能義郡の3森林組合が合併して誕生した。
その2年後に1市2町の行政が合併し、現在は安来市全域が当森林組合の管内となっている。
組合員は約3,800人で市内民有林の約9割に当たる約25,000haの森林を管理している。

かつて島根県は岩手県などに次ぐ木炭生産県であり、全国有数の木炭生産地であった。
しかし、化石燃料による「燃料革命」によって木炭需要が縮小するなかで、広葉樹はパルプ原料として使われるが、それも低廉な外材に押され低迷していく事となった。

一方で昭和30年代後半から40年代にかけての拡大造林期には、森林開発公団(現森林総合研究所)を始めとする分収造林を積極的に実施、まだ材価の良い時代でもあり、民有林における小規模な植林も盛んに行われた。

しかし、昭和50年代後半以降の材価の低迷で、所有者の山離れが進み、間伐などが実施されず、荒廃森林が拡大している。
さらに、地積調査が進んでおらず、森林境界が不明確であり、所有者の高齢化や不在村所有者が増加する傾向にあった。

また、ここを流れる1級河川飯梨川はラムサール条約登録湿地である中海を通じ日本海に注いでいる。
上流には布部ダム、山佐ダムがあり、松江市の重要な水源となっており、周辺森林の約45%、12,000haが水源涵養保安林となっている「水源の町」であり、豊で安定的な”水”を供給するために、多面的機能を発揮できる健全な森づくりが求められている。

森林再生基金事業では、こうした事業を提案、促進するために必要な(1)森林境界の明確化の手法、(2)高性能林業機械を使用した利用間伐のコスト分析、(3)効率的な作業方法、などを島根大学、県東部農林振興センターと森林組合の三者共同で検討し、より低コストな施業体系を構築する事を目的に取り組み、山元である森林所有者に少しでも多く木材代金を還元する事により、伐採し植えて育てる循環型林業の定着を目指してゆきたい。

 

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