一般社団法人島根県森林協会「森林を育てて 地球を守ろう」

森林づくりへの取り組み

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【大田圏域】
森林・林業 (川上〜川下) の活性化を目指した4プロジェクトについて

西部農林振興センター 県央事務所林業部

西部農林振興センター県央事務所林業部は、 組織改編により平成25年度4月から林業普及第一課、 林業普及第二課の二課体制になりました。

第一課では、 森林・林業の川上部分である 「植えて、 育てて、 伐って」といった部分と、 しいたけなどの特用林産に関する技術指導や支援、 補助事業等の業務を主として担当いたします。

第二課では、 川下部分として県産材利用の促進と県外販路等の開拓、 そして鳥獣関係の業務を主として担当いたします。

今年度も変わりませず、 どうぞよろしくお願いいたします。

さて、 島根県が平成24年度から取り組んでいる 「新たな農林水産業・農山漁村活性化計画」 第2期戦略プランも、 2年目を迎えていよいよ本格的な取り組みへと進んでまいりますが、 県央事務所林業部では4本の地域プロジェクトを掲げて取り組んでおりますので、 この内容をご紹介いたします。

(1) 集約化木材生産実践プロジェクト (対象:大田市、 邑智郡)

当管内では以前から、 木材生産団地を設定しながら利用間伐材を中心に木材の伐採、 搬出に取り組んでおり、 今では全県的な取り組みが進んでおります 「提案型施業」 の先進的な取り組み地域でもあります。

しかしながら、 これまでの木材生産団地は面的な区域をまとまりとして設定することに重きを置いており、早く、 できる限り多く、 広く団地設定を行っていこうという主旨で取り組んでまいりました。

本プロジェクトでは、 この設定してきた木材生産団地からの原木生産を 「より効率的に!」 「より効果的に!」 「より低コストに!」 という具合に、 団地の中身となるろ網や機械や労務などをさらに検討し、 原木生産をシステム化して、精錬しようという取り組みです。

このことを 「集約化」 と位置づけており、 実績のある 「提案型施業」 とも結びつけて行きたいと考えております。

このプロジェクトの主メンバーは、 管内各市町と森林組合で、 平成25年度は、 モデル集約化団地を2団地設定する予定です。

(2) 松資源有効活用推進プロジェクト (対象:大田市)

大田地域には、 かつて豊富な赤松資源があり、 多くの製材所がこの優れた赤松資源を挽いて 「島根の松」 というブランドを守ってまいりました。

現在でも、 名古屋や大阪といった消費地に対して島根県産材を売り込んでいくとき、 このブランド名が少なからず威力を発揮しております。

しかしながら、残念なことに松資源は松枯れ被害により減少の一途をたどっており、 このままではいずれブランド名も消滅してしまうに違いありません。

そこで、 県木材協会大田支部が中心となり本プロジェクトが立ち上げられました。

このプロジェクトで2組合合同作業システム現地検討会若手製材所経営者勉強会は、 まず 「大田地域に残存する松資源を調査・団地化し、 枯れる前に伐って有効に利用しよう!」、 つぎに 「伐り出した貴重な松資源は端材に至るまで商品化して徹底的に使い切ろう!」、 さらに 「『ポスト松』となる新たな新商品を生み出そう!」 という3つの方針を掲げて、 伐った跡地は人工植栽に加え天然下種更新により更新を誘導し、 循環型林業を目指します。

また、 ゆくゆくは、 中国山地の松資源をできるだけ大田地域に集めて、 我が国における松製材品生産の西の拠点となることを夢見ています。

(3) 邑智郡産木材の県外販路開拓プロジェクト (対象:邑智郡)

かつては県内他地域同様、 邑智郡にも多くの製材所がありましたが、 現在では主な製材所は、 邑南町に残る数工場となっています。

郡内には大きな工務店もなく住宅建築需要そのものも少ない上、 公共建築も安定的な発注が期待できません。

そこで県木材協会邑智支部が中心となり、 広島や大阪といった県外への積極的な販路開拓を目指して本プロジェクトが立ち上げられました。

もともと広島に近いという地の利を生かし、 数社が販路を持っていましたので、 平成24年度はそれをさらに強化していこうという方針で、 製材所間と森林組合が連携して取り組みを始めました。

広島においては、 在広島県島根郷土会との連携協力や郡産材PRも行っており、 故郷に残した山の管理等についても、 このプロジェクトの一環として相談できるような窓口を設置しました。

また、 ヒノキ資源が豊富な邑智郡の特徴を活かした 「ヒノキ−スギ−ヒノキ3層クロスパネル」を新商品化し、 出雲木材市場を販売窓口として出荷していくことも決まりました。

(4) 邑智郡菌床しいたけ産地競争力強化プロジェクト (対象:邑智郡)

邑智郡の菌床しいたけは、 かつて県内でも奥出雲椎茸に次ぐ菌床生しいたけ産地でしたが、 しいたけの販売単価の下落、 ハウス加温等コストの増大に加えて生産者の高齢化により、 生産量、 販売額は急激に減少を続けており、 産地規模も大きく順位を下げています。

そこで、 JA島根おおちが中心となり、 生産者組合や邑智郡森林組合、 郡内各町とも連携して、 本プロジェクトが立ち上げられました。

プロジェクトの取り組み方針としては、 「生産技術の向上による生産量の増大、 品質の向上」 「集荷選別等集出荷体制の改善」「新たな販路の開拓と新商品化の推進による単価の向上」 などに取り組むこととしています。

平成24年度には 「生協ひろしま」等に新販路も開拓でき、 徐々にではありますが産地復興に向けて取り組みがスタートしました。

これら4本のプロジェクトを中心に、 県央事務所林業部は今年度も地域産業の活性化を支えていきたいと考えております。

どうぞよろしくご協力頂きますよう、 お願い申し上げます。

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