平成24年度全国治山・林道コンクール表彰式が行われました。
平成24年11月12日東京都内で開催された日本林道協会総会の席上、「平成24年度治山林道コンクール」の表彰式が行われました。
このコンクールは治山・林道の施工に技術及び林道の維持管理の向上及び木材の利用促進を目的に全国の優秀工事を表彰するコンクールで、例年実施されています。
島根県から推薦した工事及び維持管理は、下記の通りそれぞれ優秀な成績を修めれらましたが、その中でも、林道木材使用工事コンクール部門では、(株)庭の川島が林野庁長官賞を受賞されました。
これは、県立自然公園内に位置している林道で景観に配慮しながら、丸太伏工や木製補強土壁工の施工にあたり、木材利用の意義を十分認識し、曲線部の施工も周囲との調和を図りながら施工され、完成した木工事は林道施設との調和も図られ、木材利用の効果を最大限に発揮したものであった事が大きく評価されたものでした。
また、小学校付近の工事であり、通学児童への安全配慮や小学校校庭の清掃など第三者への安全対施策や環境整備が実施され、工事の出来映えも良い評価であった治山工事コンクール部門の開盛建設(株)、渓間工事において、丸太残存型枠、木製間詰工、木製沈床工、木柵工に有効かつ積極的に県産木材の利用促進に努めた点、丸太残存型枠や、木製構造物を使用する事で自然環境の調和を図った治山木材使用コンクール部門の拓洋建設(株)、適切な工事体制で、工程管理、安全管理に優れ、土質変化に伴う変更にも迅速かつ適切に対応し、出来映えも特に優れたものであり、また地域の清掃活動にも積極的に参加するなどした(有)大谷建設、また地域周辺の林産物の搬出はもとより、集落間の交通路として重要な林道を定期的に巡回・点検し、草刈り等も地域住民と連携し、通行の安全、災害防止など森林管理道としての機能の維持に努め、必要に応じ路面補修・側溝清掃など維持管理し、さらに脆弱な地質のため、度々被災する林道であるが、災害復旧にも迅速対応し、通行の安全確保に努めている点など評価された林道維持管理コンクール部門の「林道横手線」松江市 のみなさんが各協会長賞を受賞されました。
・第13回民有林林道木材使用工事コンクール
<林野庁長官賞>
県営林道開設事業 北山線第1工区道路工事
松江市 (株)庭の川島
・第28回民有林治山工事コンクール
<社団法人日本治山治水協会長賞>
復旧治山事業(朝倉)工事(ゼロ国)
鹿足郡吉賀町柿木村 開盛建設(株)
・第13回民有林治山木材使用工事コンクール
<社団法人日本治山治水協会長賞>
水源流域広域保全事業 南金城地区11工区工事
浜田市 拓洋建設(株)
・第28回民有林林道工事コンクール
<日本林道協会長賞>
広域基幹林道整備事業 三隅線第1工区その2道路工事
浜田市 (有)大谷建設
・平成24年度林道維持管理コンクール
<日本林道協会長賞>
林道 横手線
松 江 市