平成30年度通常総会を開催
平成30年7月24日、松江市の島根県林業会館において平成30年度通常総会を開催しました。開会に当たり、速水会長から「今年は自然災害が非常に多い年である。4月9日、県西部を震源とする地震により大田市と近隣市町に大きな被害が発生した。また、7月5日からの梅雨前線は中国地方を中心に甚大な被害をもたらし、県内各地でも川の氾濫で家屋の全壊、半壊、床上浸水が発生した。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧を望んでいる。加えて、このところ連日猛暑が続いている。特に被災地での復旧作業に当たっては熱中症対策に十分配慮していただきたい。
自然災害に当たっては日頃からの安全、迅速な避難体制の徹底が第一だが、災害の未然防止を図るため治山事業や森林整備事業を今後一層、推進する必要があると考えている。
一方、県内では森林所有者の不在村化や担い手不足により森林の荒廃が深刻な状況にある。こうした中、平成31年度創設の「森林環境譲与税(仮称)」の有効活用と「新たな森林管理システム」の運用により、市町村が主体となった森林整備を行うための準備を現在、進めているところである。また、これを機に林業をビジネスとして確立するため、森林整備や生産された木材を通して、地域経済へも貢献できるシステムづくりを考えている。
森林協会は森林・林業施策の充実・強化と予算確保に向け、中央協会をはじめ関係機関や団体と連携を図りながら、引き続き取り組んでいく。会員の皆様をはじめ、関係各位のご理解とご支援をお願いする。」旨の挨拶がありました。
続いて、森林土木事業功労者、治山・林道工事コンクールの表彰式が行われ、会長から表彰状と記念品が授与されました。
来賓の島根県農林水産部桑本次長と一般社団法人日本治山治水協会並びに日本林道協会長の祝辞(竹花総務部長代読)の後、議事に入り、提案した6議案は全て提案どおり承認されました。