令和6年度通常総会を開催

 令和6年7月25日、島根県林業会館において令和6年度通常総会を開催しました。
 開会に当って、楫野会長から「今年元旦に発生した能登半島地震により多くの尊い命や貴重な財産が奪われた。お亡くなりになられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げる。今もなお多くの被災者の方が避難生活を強いられるなど大変厳しい状況が続いているが、一日も早い復旧・復興をお祈りする。
近年、全国でこのような大規模地震や集中豪雨などによる大規模な自然災害が多発しているが、地形が急峻で地質の脆弱な本県では、治山事業や森林整備事業を一層推進する必要がある。
一方、森林は、国土保全、水源のかん養、地球温暖化の防止、木材の生産等の様々な機能を有しているがこれらの機能を持続的に発揮させていくには、森林資源を循環利用していくことが求められている。
このような中、島根県では、循環型林業の実現によって産業発展と環境保全の両立を目指し、県、市町村、林業事業体等の関係者が一体となって、原木生産や再造林のコスト削減、原木が高値で取引される環境整備、林業の担い手の確保等の取り組みを展開しているところである。
森林協会としては、こうした状況を踏まえ、山地災害の防止や健全で活力ある森づくりを目指し、中央協会をはじめ関係機関や団体と連携を図り、森林・林業施策の充実・強化と予算の確保に向けた要望活動に取り組むとともに、森林や林業についての県民理解を深めるためのPR活動や、会員向けの技術研修会の開催等、技術向上対策、森林経営推進センターやしまね森林活動サポートセンター等、市町村や県から受託している業務の円滑な運営に取り組んでいく。」との挨拶がありました。

 また、総会に先立って治山・林道コンクール表彰式を執り行い、優良工事及び業務等16社・団体を表彰しました。
 続いて、(一社)日本治山治水協会・日本林道協会会長様、林野庁近畿中国森林管理局島根森林管理署署長様、島根県農林水産部部長様からご祝辞を頂いた後、議事に入り、提案した4議案は全て提案どおり承認されました。