令和元年度通常総会を開催

令和元年7月22日、松江市の島根県林業会館において令和元年度通常総会を開催しました。

開会に当たり、速水会長から「昨年は4月に県西部地震により、大田市を中心に大きな被害を受けた。また、7月豪雨は西日本に激甚な被害をもたらし、島根県でも県内各地で被害が発生した。今年は、先週、津和野町で160ミリを記録するなど各地で激しい雨が降った。梅雨明けは近いと思われるが、地盤の緩んでいるところもある。引き続き、土砂災害等に注意していただきたい。自然災害に対しては、日頃から安全、迅速な避難体制の構築が必要だが、防災、減災に向け治山事業、森林整備事業を一層、推進する必要があると考えている。

一方、県内では森林所有者の不在村化や担い手不足により、森林の荒廃が深刻な状況にある。こうした中、本年4月、「森林環境譲与税」を財源とした「新たな森林管理システム」がスタートした。これを機に、市町の業務を支援するため、市町と県からの委託を受け、当協会に「森林経営推進センター」を設置した。それぞれの地域のニーズに沿った支援をすることで事業が円滑に進むよう努めていく。

また、森林協会は森林・林業施策の充実・強化と予算確保に向け、中央協会をはじめ関係機関や団体と連携を図りながら、今後とも取り組んでいく。会員の皆様をはじめ、関係各位のご理解とご協力をお願いする。」旨の挨拶がありました。
続いて、森林土木事業功労者、治山・林道工事コンクールの表彰式が行われ、会長から表彰状と記念品が授与されました。
来賓の島根県農林水産部長(吾郷森林整備課長代読)と一般社団法人日本治山治水協会並びに日本林道協会長の祝辞(小原事業部長代読)の後、議事に入り、提案した6議案は全て提案どおり承認されました。

速水会長の挨拶
会場の様子